学園ダイヤリー

2016.05.10

「楽しいひととき」ありがとう

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地域のボランティア団体による高齢者の集い「みんなで楽しいひととき」が、5月8日に芸南学園の地域交流センターに70人が参加して開かれました。
学園の利用者3人も招いていただき、食事、体操、ゲームなどを楽しみました。
この集いは、ボランティア団体「エデンの海」が毎年、地域の集会所で開いてきましたが、
会場が狭いために今年は学園が場所を提供しました。
地域交流センターは、こうした地域の催しに活用していただくスペースです。
ご希望の方はご連絡ください。
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2016.04.09

グループホーム「うきしろ荘」新築開所

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障害のある人たちが地域で暮らすグループホーム。
古くなった「うきしろ荘」を取り壊して現在地に新築、4月1日に開所式をしました。

2階建て、6畳相当の居室が6部屋あります。現在は男女各2人ずつが暮らしています。
各部屋には異常があれば連絡できるナースコールを設置。共用の風呂やトイレも使いやすく設計しました。
もし火災が起きたら消防署に自動通報する装置も付け、安全面にも配慮しました。

学園ではこれからも地域生活をめざしてグループホームを拡充していきます。
入居希望の方は気軽にご相談ください。
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2016.04.05

ちょっぴり遠くへ花見

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今年のお花見は少し遠くへ行きました。
学園の浄化槽工事で水道が1日使えないことになり
ほぼ全員が外出しなければならなくなったからです。

第一成人部は、庄原市の備北丘陵公園へ
第二成人部と児童部は三原市大和町の白竜湖へ出かけました。
好天に恵まれ、桜も満開。
豪華なお弁当を食べ、のんびり散歩したり、自動販売機で缶コーヒーを買ったりして
春の1日を楽しく過ごしました。

外出機会が少ない利用者にとってはバスでのドライブも楽しいものです。
浄化槽工事のあおりを受けた今年のお花見は、例年以上に良い思い出になったとようです。
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2016.03.29

なごやか 有意義 家族会交流会

中国芸南学園の家族会交流会が3月20日に同学園地域交流センターで開かれました。
オープニングは家族会の自称元アイドル元岡さんの弾き語りライブ。
恒例の「上を向いて歩こう」の合唱では、園生のTさんに手話通訳をしていただき、驚きと感激のうちにスタートしました。

内川あやこインストラクターによるストレッチ体操では、すばらしい笑顔とやさしいかけ声で、園生さんたちも自然と身体が動き、みんなスッキリした表情になりました。

広島県手をつなぐ育成会・あび隊による知的障害者の理解講座。「あび、あび」としか言えない架空の国を想定し、お互いの思いが伝わらない体験をすることで障害者の心情を理解しようとする試みです。
まさに今まで体験したことのない感動と心が動かされる内容でした。家族からも「わくわくしたね」「楽しかったね」「あらためて考えさせられるね」などの感想をいただき、大好評でした。

昼食会のテーブルには学園職員も座り、日頃の悩みを打ち明けたり意見交換したりしました。
懇談を通じて専門家のノウハウを知ることができ、ネットワークの構築につながったと思います。
参加していただいた皆さん、ご協力の職員の皆さん、ありがとうございました。 

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2016.02.25

~祈りをこめて~

「鶴、折ろうや。」
いつの頃からかYさんが事務所に訪れるようになりました。
「どこかに飾ってくれる。」
「千羽になったら平和公園に持って行こうかね。」
何気ない言葉でした。

その日から彼女の鶴折りのペースはアップしました。
「今日○○羽」「今○○羽」毎日のように報告してくれ、
本当に「千羽鶴」になってしまいました。
約束どおり平和公園(国際会議場前、教師と子どもたちの碑)に飾らさせていただきました。

とかく施設入所者は無気力になりがちです。
しかし、私たちが一人ひとりに活動できる「場」、「機会」、「目標」を示せてないだけでは・・・。
それぞれに未知なる(忘れかけてる)力を持っています。
その力を発揮させるのが私たちの仕事です。
そのことをあらためて知らされた出来事でした。
「自分らしく、その人らしく・・・!」
これからもホーム理念に基づいていきます。
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